【コラム】
■頭木弘樹(かしらぎ・ひろき)
文学紹介者。20歳で難病になり、十三年間の闘病生活を送る。そのときにカフカの言葉が救いとなった経験から『絶望名人カフカの人生論』(新潮文庫)を出版。他の著書に『食べることと出すこと』(医学書院)、『落語を聴いてみたけど面白くなかった人へ』(ちくま文庫)、『ミステリー・カット版 カラマーゾフの兄弟』(春秋社)、アンソロジー『ひきこもり図書館』(毎日新聞出版)など。NHK「ラジオ深夜便」の『絶望名言』のコーナーに出演中。
■空知たゆたさ(そらち・たゆたさ)
https://twitter.com/Hako_Otokos
海外文学愛好家。愛犬家でもある。濫読に溺れたいと思いながら、もろもろの事情で停滞気味。
仏文学、中欧文学、東欧文学、中南米文学、ラテン語文学などなど汲み尽くせない文学の泉から少しずつ本を掬って読む日々を送る。
■林浩治(はやし・こうじ)
文芸評論者。著書に『在日朝鮮人日本語文学論』、『戦後非日文学論』、『在日朝鮮人文学 反定立の文学を越えて』(以上新幹社)、『まにまに』(新日本文学会)など。論文に「金達寿文学の時代と作品」(辛基秀編著『金達寿ルネッサンス』解放出版社)などがある。「愚銀のブログ」運営。
けいこう舎マガジンに「在日朝鮮人作家列伝」を連載中。
■寺田和代(てらだ・かずよ)
フリーライター・エディター。女性誌や総合誌での取材・執筆、単行本の企画・制作にかかわる。
単著に、30回以上の欧州ひとり旅体験をもとに中高年女性が安全・リーズナブルに旅するためのガイド&エッセイ『soliste〔ソリスト〕おとな女子ヨーロッパひとり旅』『soliste〔ソリスト〕おとな女子ヨーロッパひとり歩き』(KADOKAWA)、児童虐待サバイバーは老親介護にどう向き合うかをルポした『きらいな母を看取れますか? 関係がわるい母娘の最終章』(主婦の友社)。
最新の仕事は『〈記憶の継承〉ミュージアムガイド』(共著、皓星社、2022年4月)など。
■踏(ふみ)
https://twitter.com/awordisabird
ことば(特に詩。ディキンソン、エリュアール、プレヴェール、オクタビオ・パスetc.)と鳥が好き。ストーリーテリング勉強中で、昔話や子どもたちから、知恵と不思議と冒険に満ちたことばを教わる日々。
■斎藤真理子(さいとう・まりこ)
韓国語翻訳者。『カステラ』(パク・ミンギュ著、ヒョン・ジェフンとの共訳、クレイン)で第一回日本翻訳大賞。他の訳書に『こびとが打ち上げた小さなボール』(チョ・セヒ、河出書房新社)、『もう死んでいる十二人の女たちと』(パク・ソルメ、白水社)など。近刊は『年年歳歳』(ファン・ジョンウン、河出書房新社)。韓国を楽しみ・味わい・ 語らう雑誌『中くらいの友たち』(韓くに手帖舎発行・皓星社発売) 創刊メンバー。待望の著書『韓国文学の中心にあるもの』(イーストプレス)が2022年7月刊行。
【装幀・さし絵】
■山﨑まどか(やまざき・まどか)
写植時代に広告屋で働き始め、出版を経て中間支援現場へ。平行してフリーでイラスト・デザインのお仕事をしてきました。
猫と言葉の海におぼれていたい……。静かな日々を夢見つつ、まとまりもなく今日まできました。
「お仕事の整理箪笥」 https://www.madokayamazaki.com/
けいこう舎マガジンに「山﨑ノ箱」連載中。
https://note.com/torabuta/m/mca902a21908f
覗いてもらえたら嬉しいです。
■木村千穂(きむら・ちほ)
画文集『中庭の少女』(ヘルスワーク協会)、藤澤三佳『生きづらさの自己表現』(晃洋書房)にインタビュー収録。
■とどろきみゆき(m-t)
1965年、長野市生まれ。 写植時代に地元のデザイン会社や百貨店宣伝部を経験。育児が終了後の2016年頃から、仕事の傍らSNSにて自身の絵画、イラスト、切り絵を発表する中 栗林氏と出会い挿絵の世界へ。m-t(エムティー)のアートネームで、アートメーター、SUZURIでも活動中。 第18回 長野灯明まつり ゆめ灯り絵展(一般)最優秀大賞受賞。
■有冨禎子(ありとみ・さだこ)
神話や海の生き物、人物をテーマに日本画を描く。日展、上野の森大賞展、artist group風ほか入選多数。東京女子大学哲学科卒。
近年は数メートルの大作を京都と東京で展示する若手のグループ『NIHONGA○(エン)』を立ち上げ、活動している。お仕事のご用命は、https://twitter.com/cassis_sketch まで。
■三堂懐古(さんどう・かいこ)
1996年、北海道生まれ。
Twitterやスキル販売サイトで活動中。暑さと人込みを避けながら暮らしている。
雪景色と厚塗りと本とゲームが好き。言葉にならない感情を絵に落とし込みたい。
お仕事のご用命は、3dokaiko@gmail.comまで。
■八木橋幸子(やぎはし・さちこ)
イラストレーター。ユーキャン水彩色えんぴつ画講座講師。國學院大学文学部卒業後、広告代理店にてGデザイナーとしてキヤノンチームに勤務。自ら描きたく退職し以後フリーランス。文学が好きなので挿絵の仕事ができて光栄です。
お仕事のご用命は、https://twitter.com/yagisachi
■奥津直道(おくつ・なおみち)
画家、イラストレーター。東京工芸大学デザイン科。男性性を追究した作品を制作。アクリル絵具を中心にデジタルやミクストメディアで、平面作品を描いている。
お仕事のご用命はツィッターまで。http://twitter.com/naomichisan
インスタグラム https://www.Instagram.com/naomichi_okutsu
【創作】
■武藤玲(むとう・れい)
文化学院卒。自分の生活、身近にある物たちで、どこにでもある物たちで、作る。何も特別な事ではなく、大袈裟でもなく、この手で作り出す物は刺繡も版画も絵も詩もすべてが「工作」なのだと捉えています。個展を行うたびに「工作展」と唱っているのはこだわりでもあります。これからも自由の枠を大きく、手を動かせたらと思います。
■なかむらあゆみ
1973年、徳島県生まれ。近畿大学文芸学部卒。
「空気」で第四回阿波しらさぎ文学賞大賞受賞。
「檻」で 第三回阿波しらさぎ文学賞徳島新聞賞受賞。「檻」を含む三作品が翻訳され米オンライン雑誌に掲載。
阿波しらさぎ文学賞の受賞金で文芸同人誌『巣』(あゆみ書房)を制作、刊行。https://twitter.com/ogZTXzXG2nZnd0C
■志賀泉(しが・いずみ)
1960年、福島県南相馬市小高区生まれ。福島県立双葉高校、二松學舍大学文学部卒業。
2004年、『指の音楽』で太宰治賞受賞。
東日本大震災と原発事故をモチーフにした作品に『無情の神が舞い降りる』(筑摩書房)、『百年の孤舟』(荒蝦夷)がある。
母校・双葉高校は閉校中だが来年百周年を迎える。記念事業として賛歌「百年の樹」の作詞を担当。(来秋お披露目)
■松本薫(まつもと・かおる)
1957年、鳥取県米子市生まれ、在住。小説らしきものを書き始めて35年。
1999年、早稲田文学新人賞受賞。2007年、すばる文学賞最終候補。
その後、とあるきっかけから地元を舞台にした小説を書くようになり、この十五年ほどは、おもに鳥取県の歴史・人物に材をとった小説を出しています。ミステリ『日南X』(日南町観光協会、2019年)、『銀の橋を渡る』(今井出版、2021年)など多数。
■片島麦子(かたしま・むぎこ)
1972年、広島県生まれ、同在住。小説家。
著書に『中指の魔法』(講談社)、『銀杏アパート』『想いであずかり処にじや質店』(ポプラ社)がある。文芸ムック「ことばと vol.1」創刊号に掲載の表題作を含む4編を収録した『レースの村』(書肆侃侃房)を発売中。https://twitter.com/mugiko_k
■藤本紘士(ふじもと・ひろし)
1978年生まれ。兵庫県出身。高卒。2002年より文学同人誌「白鴉」に参加。
2014年、尾本善冶名義の「蟹」で「文芸思潮」主催の第8回まほろば賞特別賞を受賞。
「文藝」2017年秋号特集内のアンケート企画にて、書肆子午線の春日洋一郎氏により、来るべき作家のひとりとして選出される。https://note.com/h_fujimoto1978
■まえだようこ
https://twitter.com/TUNAPONmaguro
大阪在住の英日文芸翻訳者。
女性作家をとりあげる同人誌『ほんやく日和』第3号で訳した作家はイーディス・ウォートン。
この作家・作品を訳して! というリクエストも募集中。
書評を『Re-ClaM』第8号に寄稿しています。
■栗林佐知(くりばやし・さち)
本誌編集・発行人。
1963年、札幌市生まれ、神奈川県育ち。富山大学人文学部卒。2002年小説現代新人賞、06年太宰治賞受賞。
著書は『ぴんはらり』筑摩書房、『はるかにてらせ』『仙童たち』未知谷。パート代をちまちま貯め編集ソフトに翻弄されつつ本誌をつくる。けいこう舎マガジンにて「かたすみの女性史」連載中。https://twitter.com/KuribayashiS